教員インタビュー

公開日 2026年10月19日

薬学部インタビュー
「病気を解き明かす薬学」ってこんなに面白いんです!
「病気はなぜ起こる?」の謎を解き明かし、新薬開発に挑む深田先生!教科書を超えた学びの面白さから「0から1を生み出す」探究心まで魅力を凝縮。「科学が好き」「未来の医療を支えたい」人必見です!
薬学部 薬学科
深田 俊幸 先生
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専門分野を教えてください!

私の研究を一言で表すのは難しいのですが、一貫して興味を持っているのは「病気がなぜ起こるのか」という病理メカニズムを明らかにし、その理解を新しい治療法や創薬研究につなげることです。特に、生命維持に欠かせない亜鉛などの微量金属と、それらを細胞の内外へ運ぶ亜鉛トランスポーターに注目しています。これまで、免疫や炎症、骨形成、皮膚など、さまざまな生命現象や難病・生活習慣病との関係を研究してきました。最近では、がんに伴って筋肉や体重が減少するがん悪液質の仕組みを解明し、その成果をもとに新しい治療薬を開発する研究にも力を入れています。
深田先生の研究は、世界的な科学誌『PNAS』の表紙にも選ばれました!

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なぜこの分野を専門にしようと思ったんですか?面白さも教えてください!

もともと私は、体を病気から守る免疫の仕組みに興味を持ち、免疫学の研究から研究者としての道をスタートしました。その研究の中で出会ったのが亜鉛トランスポーターです。研究を続けるうちに、免疫だけでなく骨や皮膚などさまざまな生命現象に関わり、その異常がこれまで知られていなかった未知の病気の原因にもなることを発見しました。現在は、こうした基礎研究から得た知識を実際の医療につなげたいと考え、進行がん患者さんを苦しめるがん悪液質の新薬開発に挑戦しています。「病気の仕組みを発見し、それを治療につなげる」ことこそが、薬学研究の一番の面白さだと実感しています。
 

授業ではどんなことを大事にしていますか?

授業では、教科書の内容だけでなく最新の研究成果を取り入れ、最新の医学・薬学ニュースを伝えることを大切にしています。また、文章を覚えるのではなく、イメージや図を使って仕組みを理解できるよう工夫しています。特に病気は時間とともに変化するため、動画も活用して、その進行をダイナミックに捉えてもらいます。さらに、薬や生命現象が発見された医療の歴史や、ノーベル賞を受賞した研究者のストーリーなども紹介します。さらに、薬や生命現象がどのように発見されたのかという歴史や、その発見に関わった研究者、ノーベル賞の受賞内容なども紹介します。「何を覚えるか」だけでなく、「なぜ分かったのか」「その発見がどのように治療につながったのか」まで理解することで、薬学の面白さを感じてもらいたいと思っています。

学生と接する中で印象的だったエピソードは?

特に印象に残っているのは、私が担当する「炎症性疾患の薬物学」の講義で、学生投票によって選ばれるエクセレントレクチャラー賞を受賞したことです。これは受講した学生の投票によって選ばれる賞で、学生から直接賞状をもらった時は本当に嬉しかったですね。また、卒業謝恩会では薬学部の教員仲間と組んだライブバンド演奏を行うのが恒例になっています。普段は教室で教える立場ですが、この時ばかりは学生と一緒に全力で盛り上がります。授業だけでなく、こうしたキャンパスライフの思い出も含めて学生と深く関われることは、大学教員ならではの魅力だと感じています。

実は…◯◯が好きなんです!

学生時代に始めた合気道を、今でも楽しみながら続けています。学生当時は厳しい体育会系の部活動でしたが、やり遂げた経験は大きな自信になりました。海外留学中も現地の道場で稽古を続け、多くの仲間ができましたよ。最近ではアコースティックギターを先生について習い始めました。大学で教える立場になった今だからこそ、「大人になっても先生を持ち、学び続ける姿勢」が大切だと感じています。また、体力維持のために週に一度の水泳やトレッキングなどのスポーツも楽しんでいます。

薬学部にはどんな方が向いていると思いますか?

将来、薬剤師をはじめとする医療従事者として人の健康を支えたい人や、病気で困っている人を助ける仕事にやりがいや使命感を持てる人に向いています。同時に、薬学は医療系の中でも化学や生物学といった「科学」との結びつきが特に強い分野です。「薬はなぜ効くのか」や「病気はなぜ起こるのか」を科学の力で解き明かし、新しい薬を生み出すことも大きな魅力です。人の役に立つ仕事がしたい、そして科学が好きという2つの気持ちを持っている人に、薬学部は最高の環境です。

受験生にひとことメッセージをお願いします!

本学の薬学部では、薬剤師として必要な知識や技能を身につけることはもちろん、「なぜだろう?」「自分で確かめてみたい」という探究心を育てることを大切にしています。そのため、研究を重視し、学生が実際に研究や実験に取り組む機会を大切にしています。実験が好きな人、未知のことを自分の手で明らかにすることにワクワクする人は、心より歓迎します。大学は、すでにある知識を学ぶだけの場所ではありません。まだ誰も知らないことを発見し、「0から1」を生み出す場所でもあります。自分の力で未来の扉を開けたい皆さん、私たちと一緒に「0から1」を生み出してみませんか。

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