公開日 2024年08月05日
- PROFILE
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公益財団法人正光会 多機能型事業所 南生
山木 麻理耶さん
多彩な資格を取得できる環境に感謝
漠然と将来は地元で就職したい、と考えていたのと同時期に、認知症を患った祖母が精神科や福祉サービスを利用し始め、福祉に興味を持ちました。福祉職ならばこの高齢化社会で今後さらに必要とされる職業であり、人の役に立つことができると考え、社会福祉士・精神保健福祉士を目指すことに。社会福祉士と精神保健福祉士の両方の受験資格を取得でき、他にも多くの資格を取得できることから徳島文理大学に進学。実際在学中にはその2つの資格に加え、社会福祉主事任用資格、児童指導員任用資格、レクリエーション・インストラクター、スポーツ・レクリエーション指導者、福祉住環境コーディネーター3級・2級の資格を取得することができました。
もちろん資格の勉強は大変なこともありましたが、特に人間福祉学科は少人数制で先生方との距離が近く相談しやすい環境に助けられました。また先生方には、就職活動でもお世話になりました。当時まだ慣れないZoomでの面接に戸惑い落ち込んだ時や孤独を感じた時、先生方に話を聞いてもらえたことは大きな支えであり、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
利用者さんとともに自分自身も成長
現在は就労継続支援B型、就労移行支援の施設で、利用者さんと農作物の生産や販売、委託作業を行っています。また、町の見守り支援として弁当配達なども行っています。
日々心掛けているのは、それぞれが自分のペースでお仕事ができるように利用者さん一人ひとりに寄り添った支援を行うこと。大学で学んだ相談援助の技法や心構えが、実際に利用者さんと接するときに役立っていると感じています。
ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)は日常生活に不安を抱える方や困っている方の支援を行う職業です。利用者さんの社会復帰、社会促進を目指すとともに、自分自身も一緒に活動することで新たな発見や学びがあり、成長できることにやりがいを感じています。これからも、一人ひとりの思いに寄り添い、困っている方の支えになることができるワーカーを目指して成長し続けたいです。