教員インタビュー

公開日 2026年10月05日

診療放射線学科インタビュー
見えないものを見えるようにするって面白いんです!
放射線や放射性医薬品を用いて体の働きを画像化し、病気の診断や治療に役立てる放射線技術学。今回は、診療放射線学科の先生にお話を伺いました!「診療放射線技師の仕事に興味がある」「最新の医療機器に関わりたい」という高校生にぴったりの学科です!
保健福祉学部 診療放射線学科
前田 幸人 教授

専門分野を教えてください!

専門分野は放射線技術学、その中でも特に核医学検査および核医学治療を専門としています。具体的には、PETやSPECTといった高度な医療機器における画像再構成、画質評価、撮像条件の最適化を中心に、最新の半導体PET装置やTOF技術を活用してPET画像の高画質化や撮像時間を短縮する研究を行っています。また、脳腫瘍PETや酸素標識ガスPET検査に関する研究にも取り組んできました。最近では、モンテカルロシミュレーションという計算手法と実際の手法を組み合わせた、核医学治療に携わる医療従事者の被ばく線量評価と放射線防護の最適化に関する研究も進めています。医療の最前線で患者さんや医療従事者を守るための、非常に重要な分野です。

なぜこの分野を専門にしようと思ったんですか?面白さも教えてください!

私自身が診療放射線技師として病院に勤務し、実際に核医学検査に携わったことが、この分野を専門とする大きなきっかけでした。核医学は、放射性医薬品を用いて体の中の機能や代謝を画像として捉えることができ、他の画像検査とは異なる独自の詳細な情報が得られるところに大きな魅力があります。また、医療機器や画像処理技術の進歩によって、より短時間で質の高い検査が可能になるなど、技術の発展を肌で感じられることも面白さの一つです。近年は、診断目的だけでなく核医学治療の分野も急速に発展しており、検査から治療、そして放射線防護まで幅広く研究できる点に医療職としての深いやりがいと魅力を感じています。

授業ではどんなことを大事にしていますか?

授業では、医療系の大学での勉強において「楽しく学ぶ」ということを常に大切にしています。核医学技術学は専門性が高く、難しく感じる内容もありますが、できるだけ身近な例や私が経験した実際の医療現場での出来事を取り入れ、「なぜそうなるのか」「臨床の現場でどのように役立つのか」を具体的にイメージできる授業を心がけています。また、単に知識を丸暗記するのではなく、自ら考え、本質を理解することを大切にしてほしいと思っています。そして、診療放射線技師という仕事を通じて、患者さんにも周囲の医療スタッフにも優しく、信頼され、頼られる医療人へと成長してほしいと願って日々指導にあたっています。

学生と接する中で印象的だったエピソードは?

大学の授業で分からなかったことや、テストで答えられなかった問題について、学生が「ここが分からなかったので教えてください」と素直に質問に来てくれることが、教員としてとてもうれしいです。専門的な勉強に対する不安があっても、分からないことをそのままにせず、自分から質問し、しっかり理解しようとする前向きな姿勢を見ると、その確かな成長を感じます。質問に答えているうちに、授業中には難しそうにしていた学生の表情がパッと明るくなり、「ああ、そういうことか」と納得してくれる瞬間は、本当にうれしいものです。こうしたやり取りを重ねながら、学生と一緒に学び、成長していけることが、教育の大きな楽しさの一つだと感じています。。

 

 

実は…◯◯が好きなんです!

小学生の頃はソフトボール、中学の部活動ではバレーボール、高校からはサッカーを始め、なんと50歳になった現在もサッカーを続けています。さらに昨年は、人生初のフルマラソンとなる「かがわマラソン2026」に出場し、無事に完走を果たしました!最近は少し行けていませんが、サーフィンも大好きです。また音楽も好きで、中学・高校時代には友人とコピーバンドをしていました。振り返ってみると、学生時代は勉強一筋というより、スポーツや音楽など、その時々で興味を持ったことに全力で夢中になっていたように思います。大学生活でも同じですが、いろいろなことに積極的に挑戦し、心から楽しむ経験は、今の自分自身の人間形成にも大きくつながっていると感じています。

診療放射線学科にはどんな方が向いていると思いますか?

まずは「医療に興味を持ち、医療を通じて人の役に立ちたい」と強く思っている人が一番向いていると思います。診療放射線技師は、放射線や画像診断、放射線治療などの専門的な知識や技術を身につけ、それらを患者さんの診断や治療に直接役立てる素晴らしい仕事です。また、最先端の機器を扱うため、機械やコンピュータ、科学の分野に興味がある理系の人にもとても向いていると思います。もちろん、入学前から専門的な知識がある必要は全くありません。「医療に関わりたい」「誰かの健康の役に立ちたい」という熱い気持ちと、新しいことをどんどん学んでみようという好奇心を持っている高校生に、ぜひ目指してほしいと願っています。

 

受験生にひとことメッセージをお願いします!

診療放射線学科では、国家資格である診療放射線技師になるために、放射線に関する専門的な知識や高度な医療技術をしっかりと学びます。しかし、大学生活はそれだけではありません。多くの素晴らしい人と出会い、さまざまな経験ができる、人生において貴重で大切な時間だと思います。一度しかない皆さんの人生ですから、勉強だけでなく、スポーツや音楽、サークル活動など、興味を持ったことにはぜひ積極的に挑戦してください。その豊かな経験は、きっとこれからの勉強や将来の医療現場でもつながってくるはずです。診療放射線技師を目指す勉強は決して簡単ではありませんが、「医療を通じて人の役に立ちたい」という強い気持ちがあれば、きっと乗り越えられます。私たち教員も、皆さんが楽しく学び、大きく成長できるよう全力でサポートしますので、一緒にキャンパスで学べる日を心から楽しみにしています!

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